なぜ解体するのか?

NINE SENSE store深見です。

一度Kamiを解体し、再構築するのか?

――それは、リスクを取ってでも最高を目指すため
 

Kamiという製品は、

最初から「完成されたもの」を目指して作ったわけではありません。
 

むしろ、最初に決めていたのはたった一つ。
 

本当に意味のあるものだけを残す。
 

これだけです。

だからこそ、いつも考えます。
 

この製品は、
 

本当に今のままでいいのだろうか。

もっとできることはないのかな。

もっと本質に近づけないのかな。

そして、その問いに向き合うたびに

ひとつの答えにたどり着きました。
 

一度、解体する必要があるのではないか。

解体とは「壊すこと」ではありません。

解体という言葉を聞くと、

多くの人はネガティブに感じるかもしれません。

しかし、僕が言う解体は

破壊ではなく、

本質を残すための整理なんです。

余計なものを削ぎ落とし、

本当に必要なものだけを残す。

これは、日本の文化にもよくある考え方です。

例えば神社の建築。

伊勢神宮では、

20年ごとに建て替えが行われます。

一度壊し、

また同じものを建てる。

それはなぜか。

古いからではないのです。

本来の形を守るためです。

完成した瞬間に、進化は止まる

製品づくりで一番怖いのは、
 

「これで完成だ」
 

と思ってしまうことです。

完成したと思った瞬間、

人は改善をやめてしまうものです。

疑問を持たなくなる。

そして気づかないうちに

その製品は「過去のもの」になっていくのです。

本当にこれがベストなのか。

リスクを取るという決断

製品を解体し、再構築する。

これは決して簡単なことではありません。

時間もかかる。

コストもかかる。

失敗する可能性もある。

場合によっては、

売上にも影響が出るかもしれない。

普通の経営判断であれば、

「今のままでいい」と言うだろう考えます。

しかし、僕はそう思えなかったのです。

なぜなら、

最高のものは、妥協から生まれないから。

Kami ― 神 ―という名前の意味

Kamiという名前には、

もちろん意味があります。

神 

日本人にとって神とは、

遠い存在ではありません。

山も神 。

水も神 。

米も神 。

命も神 。

すべてのものに神性が宿ります。

それが日本の感覚です。

だからこそ、

Kamiという名前をつける以上、

中途半端なものは作れないのです。

本当に必要なものだけを残す

再構築とは、

何かを足すことではないと思っています。

むしろ逆。

余計なものを取り除く。

よりシンプルに。

より純粋に。

より本質に。

すると、不思議なことが起こりました。

製品は

シンプルになるほど、

強くなるのです。

最高とは「完璧」ではない

ここで誤解してほしくないのは、

最高=完璧

ではないということです。

完璧という言葉は、

どこか閉じている。

しかし最高という言葉は、

常に更新される。

つまり、

最高とは、挑戦を続ける姿勢そのものなのかもしれない。

本当に良いものは、時間がかかる

世の中には、

すぐに作られるものが増えました。

すぐ売れるもの。

すぐ流行るもの。

すぐ消えるもの。

でも、本当に意味のあるものは

時間がかかる。

考えて、

試して、

壊して、

また作る。

その繰り返しです。

なぜKamiを一度解体するのか。

もっと良いもの。

もっと本質的なもの。

もっと意味のあるもの。

Kamiは、

完成を目指しているわけではない。

最高を更新し続けるために存在しているのです。

だからもし、

解体と再構築を選ぶ日が来たとしても、

それは後退ではありません。

むしろ、

次の進化の始まりなのです。